コテなしで美しく壁を塗る

手やスポンジを使って
技術不要の壁塗りを実践

塗り壁といえばコテとコテ板を使って塗っていく左官による施工スタイルが想像されますが、平らに塗るにはプロの高い技術力が要求されます。しかしDIYで壁を塗るならもっと手軽な方法で施工するのが良いでしょう。しかも見た目にも美しい仕上がりが望める超お手軽な施工スタイルを紹介しましょう。

アイカ工業の塗り壁「ジョリパットアルファ」を使った施工例として紹介していたのが、DIYでも塗れるいくつかの方法です。「ジョリパットアルファ」は塩ビ系の壁紙の上からも塗れる手軽な塗り壁の材料です。また色数も多く、好みのデザインで仕上げやすい素材と言えます。6kg缶(2~3平米が塗れる量)の用意もあるため小さなスペースの施工にも対応するのがDIYユーザーにもありがたい素材と言えます。

素手で壁を塗って
個性的な柄を作る

お手軽施工方法のひとつはコテなどの道具を使わず、手を使って壁を塗っていく方法です。手のひらを使って「ジョリパットアルファ」を塗り広げていきますが、平らに塗ることを考えずにあえて手をこすりつけた際の目(スジ)が出るように塗っていきます。横方向に手を動かせば横に目(スジ)が通るデザインに、また扇形に手を動かせば扇状の柄を作ることができます。コツは手の動かし方を一定の方向に固定することです。壁の目の方向が統一されると美しく見えるものです。道具を使わないので特別なテクニックが不要なのが手を使った施工スタイルの良いところです。

塗り壁に表情を加える
スポンジの活用方法

もうひとつの簡単な壁塗りスタイルとして用いるのはスポンジです。スポンジといっても特別なものを用意する必要はありません。キッチンなどで用いる片面に凹凸が付いている一般的なタイプがあれば十分です(むしろ一般的なものの方が使いやすいでしょう)。

施工する壁に「ジョリパットアルファ」をある程度塗ったうえで、スポンジを水につけて凹凸のある方を壁にあてがって一定の方向に軽くこすりつけていきます。するとスポンジの凸部分が壁をこすって櫛引のような目が出ます。どのような目をつけるかは皆さんのセンスなのでDIYの中で楽しむと良いでしょう。柔らかいスポンジを使うので作業も非常に簡単、自由にデザインできるのもDIYに最適な施工法と言えるでしょう。

壁塗りは難しいと思っていた読者も多いでしょうが、これらの方法で施工すれば思った以上に簡単。しかも仕上がりもかなり美しくできます。まずはチャレンジしてみましょう。

アイカ工業
ジョリパットアルファ