チョークで描ける壁紙が登場

黒板クロスを使って
チョークボードを設置

黒板のような質感とメッセージを書き込める機能性からインテリア各部への利用が人気になっているチョークボードペイントですが、同じ機能を手軽に施工できる壁紙として実現したのがサンゲツ「Black board」です。先日東京ビッグサイトで実施された建築・建材展2018で展示され、ブースでデモも実施されていたのでリポートします。

「Black board」はその名の通り黒板クロスです。壁紙なので壁面に通常の壁紙のように施工するだけで、チョークで自由に描いたり消したりできるチョークボードができ上がるのでが魅力です。「Black board」にチョークで描いた後はマイクロファイバークロスを使って水拭きすれば消すこともできます。

チョークで描いて消せる
壁紙で部屋をリノベ-ション

子供部屋などに模様替えや、玄関周りなどにメッセージボードとして利用したり、キッチンやリビング周辺にメモを書き込むスペースとして利用するなど、活用法はいろいろ考えられるでしょう。これまでの壁紙のようにデザイン性のみならず、機能性を兼ね備えているのもこの素材の魅力と言えるでしょう。

また、施工の手軽さも魅力です。ペイント処理ではなく壁紙の施工なので塗装下地を作る必要も無く施工は比較的簡単です。既存の壁紙が貼ってあるボードならば、古い壁紙をはがして新たに「Black board」を施工することができます。カラーリングも黒板そもののの深い緑からベージュ系やエンジ系、ライトグリーン系のカラーまで全7色が用意されているので部屋に合わせてチョイス可能です。

ハンドメイドをテーマにした
アーティストが作り出した壁紙

サンゲツのブースにはもうひとつの注目の壁紙が展示されていたのでご紹介しましょう。こちらはハンドメイドをテーマにした素材です。壁紙と言えば従来は工場で大量生産される製品で、型番ごとに色柄が決まっているのが一般的です。しかし展示された壁紙はアーティストが一つ一つ製作したハンドメイド商品なのが特徴です。

織物のシワや重なりを見せるSGB-101(創作織物)や和紙にインクを加えたSGB-118(手加工和紙)など、いずれも同じものが二つと無いアート作品となっています。大量生産される壁紙とはまったく異なるアーティスティックな仕上がりが魅力的です。価格は高価ですがワンポイントで用いるなど、工夫次第でお部屋のアクセントに使うことができる素材なので要チェックです。