参加型リノベーションで部屋作り

千葉県市川市の「つみき設計施工社」は
DIYを絡めた施工をサポートする工務店

今回は参加型リノベーションと呼ばれるスタイルで、住宅や店舗の企画・設計から施工・DIYまでをサポートする「つみき設計施工社」をご紹介しましょう。千葉県市川市をベースにDIYを絡めた数多くの施工例を持つ工務店です。

盛り上がりを見せているセルフリノベーションですが、ユーザーレベルでは難しい施工も多いのは事実です。そこで、プロのサポートが受けられると安心感も倍増します。DIYでのリノベーションに二の足を踏んでいたユーザーも、工務店によるサポートシステムがあれば思い切って自分の思い描いたリノベーションを実践できます。

そこで今回は「つみき設計施工社」に取材にうかがって、DIYでのリノベーションを成功させるコツについて話をうかがってきました。お話しを聞いたのは同社代表の河野 直さんです。

DIYの技術や安全性を学ぶには
ワークショップへの参加が近道

「DIYの作業であっても各種の技術はしっかり学んで技術レべルを上げておきたいですね。そのためにはワークショップを活用するのが良いと思います。いきなり自分の部屋の施工をするよりも、まずはワークショップで技術を学んで実際に体験しておくのが良いでしょう。技術的な面や安全性など作業に必要ないろいろなことが体験的に学べるのがワークショップなのです」。

リノベーションの一部を多くの仲間を集めて行うワークショップは、施工作業を実際に体験して学習できるのが魅力です。「つみき設計施工社」では定期的にさまざまなテーマのワークショップを開催しているので、多くの体験ができるのが魅力です。ここで十分に経験を積んだ上で自分の部屋造りに行かせると良いでしょう。

またワークショップには他にもメリットがあると言います。
「ワークショップは学びの場であると共に、仲間作りの場でもあるのです。とにかく参加すれば無条件に楽しいですよ。DIYがすきな人ばかりの集まりですから参加することで横のつながりもできます。お互いのリノベーションを手伝ったり、ここで知り合ったユーザー同士の交流も楽しんでください」。

実際に数多くのワークショップを運営してきた「つみき設計施工社」では、DIY作業のハウトゥからワークショップ運営のノウハウまでをまとめた著書「ともにつくるDIYワークショップ-リノベーション空間と8つのメソッド」(河野 直/河野 桃子/つみき設計施工社著)を出版しています。この書籍で特に興味深いのがワークショップを開催する場合の段取りや役割分担、作業の流れなどを事細かくレクチャーする内容です。これからワークショップを主催・実践しようとしている人々には願ってもないテキストになるはずです。

リノベーションのヒントやアイデアも
手を動かすことから生まれることもある

ワークショップを通じて手を動かして作業を実践することで、「自分でもできるんだ!!」という自身を付けていくのも大切です。作業することでリノベーションに対する発想やイメージもどんどん広がるのも魅力でしょう。「安全性を含めてDIYの良いスタートを切るにはワークショップを活用して欲しいですね」。

直近のワークショップとしては注目なのは「道具のことをきちんと学ぶワークショップ 第2期」(満員により募集は終了)が開催されます。その名の通り道具について知識から実践までを学ぶワークショップです。レベルの高い作業に必須な道具について学ぶことのできるワークショップとなる予定です。

※「道具のことをきちんと学ぶワークショップ」は第3期(9月8日~9日)もすでに予定されています。気になるユーザーはチェックしてみると良いでしょう。

DIYとプロの施工を融合して
自分だけのリノベーションを実践

そんな「つみき設計施工社」ではプロの仕事はプロが、DIYでできる内容は施主や家族、仲間でDIYするスタイルを実践しています。そこで大切なのがユーザー側がどの程度DIYができるのかです。これを知るために同社では詳細なリサーチを実施しています。

「DIY作業をする方の多くは初心者が多いです。ヒアリングしてどんなレベルの作業ができるのか、どの程度作業を行う時間があるのかなどを聞き出していきます。その上で“仕上げの一部をやってもらう”など無理のないDIY作業のプランを立てます。これを一人一人に合わせてオーダーメイドで作業計画を作ってサポートするのも私たちの仕事の一部です」。

DIYを楽しみながら自分の部屋を作り上げていく醍醐味を味わいたいならば参加型リノベーションをサポートしてくれる「つみき設計施工社」に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

つみき設計施工社
千葉県市川市南大野3-14-4