壁紙施工の練習にぴったり

手軽なDIYである
壁紙施工に慣れる

手軽にDIYをスタートするには絶好のアイテムのひとつが壁紙でしょう。近年は裏にノリが付いていてそのまま貼れるタイプも多く出回っています。元の壁紙をはがさなくても、上から重ねて貼れる素材もあるので、これらの素材を使えば道具の準備なども最小限で済み手軽にDIYできるのが魅力でしょう。またノリ残りがしないではがせるタイプも用意されているので、賃貸ルームのカベを模様替えする場合にも便利に使えます。

そんな壁紙のDIYを実践したのが大阪府の宮田さんです。時間があれば部屋のあちらこちらをDIYでリフレッシュしているという宮田さん、今回はリビングの引き戸をリフレッシュしました。そんな施工の模様を投稿してくれたので紹介していきましょう。

使いやすいDIY素材が
数多く用意されている

引き戸の張り替えは戸を外して施工できること、面積が狭いこと、さらには貼るスペースが明確に決まっていることなどから、比較的初心者でも施工しやすい部分です。いきなり壁全体を貼るのはハードルが高いと思っているならば、練習がてら扉部分だけを施工してみるものいいでしょう。

実際に使ったのは菊池襖紙工場の壁紙です。裏にノリが付いていて、裏側のはくり紙をはがせばそのまま貼り付けることができる便利な素材です。色や柄も数多く用意されていて、インテリアのイメージを合わせたセレクトができるのも魅力的なポイントです。ここでは古材風のホワイトウッドをセレクトしています。

引き戸の施工であれば
比較的難易度は低い

では実際の施工について順に見ていくことにしましょう。まずは引き戸を外します。部屋の中で作業するときには段ボールなどを敷いて養生すると良いでしょう。

次に取っ手などの金具を外します。ねじで止まっているや小さな釘を使って固定しているケースなど、さまざまですから傷めないように慎重に外していきましょう。

さらに元の壁紙の状態が悪い場合(傷が付いている場合など)ははがしてから新たに貼る方がキレイに仕上がります。もちろん元の壁紙の状態が良ければそのまま上から貼っても良いでしょう。今回は元の壁紙をはがしてから作業しています。

壁紙を貼り付けるスペースを計って壁紙を切り出します。このとき、貼り付けるサイズよりも上下左右方向にある程度大きめに切り出すのがポイントです。最初から戸のサイズにピタリと切り出すのではなく、ある程度大きめにカットして貼った後に周囲をカッターナーナイフを使ってカットする方がキレイに仕上がるからです。

ヘラを使って密着させて
仕上がりの精度を上げる

いよいよ貼り付け作業開始です。はくり紙を少し(10cm~20cm程度)はがして戸の上から貼っていきます。少しずつ貼っていきながら徐々にはくり紙をはがして下方向に貼り進めていきます。全体がある程度貼れたらヘラを使って中の空気を抜いていきます。中央部から外側に向けて撫でていくのがコツです。ヘラがなければ定規などの真っ直ぐな素材を使っても良いでしょう。十分空気を抜いて壁紙を密着させます。

全体にまんべんなく壁紙が貼り付けられた周囲の余分な部分をカッターナイフでカットして行きます。今回は引き戸の枠の内側に沿って切るので比較的簡単です。ガイドになる枠がないケースであれば金属製の定規などをつかって直線を出して切り出すといいでしょう。
最後に元通りに取っ手を取り付ければ完成です。

作業スペースもそれほど必要としないこの作業、まさに初心者向きのDIYなので壁紙による部屋の模様替えを考えているユーザーは、一度チャレンジしてみると良いでしょう。万が一施工を失敗してもノリ跡が残らない壁紙なら、はがしてまたやり直せるので心配ありません。好みの色柄の壁紙を用意して早速実戦開始してみましょう。

菊池襖紙工場