シルバーボールを使った間接照明

店舗のインテリアデザインには
リノベのアイデアが満載

店舗の内装にはリノベーションのアイデアがたくさん詰まっています。オシャレなショップを訪れたら、壁面処理や床面、さらには家具類など見てアイデアを吸収すると良いでしょう。

今回注目したのは照明です。店舗の照明は機器も一般的な住宅用とは異なる部材を使っていたり、ちょっと変わったアイデアを使った設置テクニックが見られるのも特徴です。店舗なので客に対してインパクトを与えたり、商品にインテリアのムードを合わせるのが主な狙いでしょう。

ミラー状の電球と板材を組み合わせ
独特な間接光の効果を演出する

先日出かけたショップで見つけたのが写真の照明です。壁面に額縁状の枠を多数作り付け、中央部に電球を取り付けただけのシンプルな壁面照明ですが、雰囲気は満点です。

キーワードになっているのは間接照明です。使用している電球はシルバーボール電球(半反射型電球、ミラー電球などとも呼ばれる。LED電球でも同様の形状のモデルがある)。この電球はガラスの頂部にアルミニウムなどを蒸着させることでミラー状にし、光を反射させるのが特徴です。そのため、頂部方向には光が照射されず、横&後ろ方向から光が出るため、電球単体で間接照明を作り出せるのが特徴の電球です。

そんなシルバーボールを使った間接光を利用したのがこの照明の特徴です。ナチュラルな板材にアンバー光を反射させることで、一層柔らかな光として、店内を優しい光で包み込んでいます。照明設備としてはシンプルな構造ながら、個性的なデザインにできるのも魅力。これならばDIYでも制作することができそうです。板材の色やサイズ、デザインなどを工夫すれば自分だけの間接照明を比較的手軽に作ることができそうです。

インテリアのアクセントとしてシルバーボール電球を使った照明をハンドメイドしてみるのも良いでしょう。