デコボコ塗装も簡単DIY

重ね塗りすることで塗装表面の
風合いを自由に作れるペイント

塗料にはさまざまな風合いを表現する材料が揃っています。マット調やザラザラ、アイアン風やアンティーク調、ひび割れ処理などさまざま。しかしそれぞれの塗料ごとに仕上がり表面の風合いは決まっているのが一般的でした。

そんな中、ニッペホームプロダクツの「P-Effector」シリーズは、3種類の下塗りベースを用意して、塗り方で表面の風合いを自由に調整できるようにしたのが特徴です。

この下塗りと水性ペイントなどの上塗りを組み合わせることで、自由自在に表面フィニッシュを作ることができます。DIYの幅も広がり、自分だけのセンスも発揮できる注目の塗料です。

この塗料は「バリバリベース」「ザラザラベース」「デコボコベース」の3種類の下塗りベースを用意しているのが特徴です。

「ザラザラベース」を塗るとその名の通り表面がザラザラに仕上がり、その上から上塗りの塗料を塗っていくとザラザラのアイアン風やクラシカルな風合いを出するも絶好の下地ベースです。

「デコボコベース」はザラザラベースよりもさらに肉厚(厚み3㎜以内)の下地を作ることができます。大きく盛り上げたり立体的な造形を作ることもできる下塗りベースです。ホイップクリームのような素材なので好みの造形も作りやすいでしょう。

「バリバリベース」を下塗りした上に乾燥する前に上から塗料を塗ることで細かなひび割れが起こしてアンティーク風の塗装を手軽に施工できる下塗りベースです。上塗りとして組み合わせる塗料次第でさまざまな風合いを出せるのが魅力です。

アイデア次第で
個性的な塗装が作れる

そんな下塗りベース+上塗りというコンビネーションを駆使して、アイデア次第でさまざまなフィニッシュが可能です。その一例としてデニム風の壁がサンプルとして作られていたので取材しました。

作り方は以下の通りです。最初に「デコボコベース」を塗った後に、同社のSTYLEシリーズのDIYペンキの「アガート」(ネイビーブルー系の色)を刷毛で塗ります。この状態ではでこぼこなアガート色の壁になります。さらに上から同じくDIYペンキの「シルバーグレイ」色を“スポンジ”に付けて表面をなぞっていきます。この時、生地の繊維を模して縦横に直線的にスポンジを動かすのがコツです。

するとデコボコの凸部にだけシルバーグレイが塗装され、ブルーの上にシルバーグレイの細かな縦横のスジが浮き出します。これがちょうどデニム生地の色落ちのような風合いになるのです。下地と塗料でデニムの風合いを出すというアイデアも面白いですね。

このように、下塗りベースと塗料の組み合わせ次第で、さまざまなフィニッシュを作り出せるのがこのシリーズの魅力です。アイデアを駆使して、自分だけの塗装イメージを完成させましょう。

各下塗りベース、塗料
ニッペホームプロダクツ